水疱瘡の原因や症状、治療法についてご紹介します。

水疱瘡

強いかゆみを伴う発疹(水疱)が胸や背中、おなかなどにバラバラと出始めます。次第に顔や手足、手のひら、足の裏、陰部にまで広がり、口の中に出ることも。口内炎だと思っていたら、水疱瘡だった・・・というケースも少なくありません。しかし、全身に発疹がみられることからその違いは歴然としているでしょう。

どんな病気?

水痘ウィルスに感染後2〜3週間の潜伏期間を経て、かゆみを伴う小さな赤い水ぶくれが全身にあらわれます。その後、乾いて黒いかさぶたとなり、1週間ほどで完治します。伝染力が強いので、兄弟間ではまず感染すると考えていいでしょう。また、ほとんどの子が9歳くらいまでの間にかかる病気とされ、最も多いのが保育園や幼稚園、学校などでの集団感染(3〜7歳頃)です。

原因

水痘ウィルスに飛沫または接触、空気感染することで起こるとされています。発疹がでる1、2日前〜かさぶたになるまでの間が最もうつりやすく、すれ違うだけで感染することも。生後間もない赤ちゃんは母体からもらった免疫を持っていますが、ごくまれに感染することも。

症状

はじめは1つ2つだった赤い米粒大の発疹が半日〜1日かけて全身にあらわれ、水をもった状態(水疱)となり、その後1〜2日で膿胞へと変化します。赤い発疹は虫刺されに似ていることから、水疱ができて初めて「水疱瘡」に気付くケースも。発疹は胸や背中、おなかなどにバラバラと出始めますが、次第に顔や手足、手のひら、足の裏、口の中(口内炎)、頭皮、陰部にまで広がっていきます。

発疹はかゆみが強いので、かなり機嫌が悪くなるでしょう。3〜4日たつと水疱は乾いて黒いかさぶたとなり、かゆみも治まっていきます。この間、高熱が出ることもあれば全くでないことも。なお、かさぶたが取れると皮膚の色素が抜けたような跡になりますが、成長するに従ってだんだんと目立たなくなります。

検査と診断

一般的には、特徴的な症状から診断されることがほとんどです。急性期と回復期において血液中のIgG抗体の上昇を確認するか、急性期のみにIgM抗体を検出することで診断されることも。

治療法

発疹がかさぶたになるまでは、とにかく安静にします。熱が出ない限りは全身状態もよく比較的元気ですが、口内炎を伴うため食欲が落ちることも。食べやすく、消化のよいメニューを用意してあげましょう。また、発疹はかゆみが強いので掻き壊さないように注意します。小児科ではかゆみを抑えるための軟膏、すでに化膿してしまった場合は抗生物質入りの軟膏や飲み薬、抗ヒスタミン剤などが処方されます。

なお、水疱瘡の熱を下げるためにアスピリンなどの解熱剤を使うと重篤な脳障害(ライ症候群)を起こす可能性もあるので、必ず医師に処方されたものを使うようにしてください。また、ウィルス性疾患の中でも水疱瘡には特効薬「アシクロビル」があります。これを初期のうちに飲むと、発疹や発熱をある程度抑えることができますよ!

予防法

健康な赤ちゃんにとって、水疱瘡はさほどこわい病気ではありません。しかし、先天性の免疫不全や腎臓の病気などで薬(副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤)を使っているのであれば要注意。主治医に相談のうえ、予防接種を受けておくべきでしょう。もちろん、健康な人でも予防接種を受けることは可能です。ただし、いずれも任意接種なので費用は自己負担となります。

水疱瘡体験談

私が水疱瘡にかかったのは、幼稚園(年少)の頃でした。母曰く、当時住んでいたマンションの踊り場で水疱瘡の子とすれ違い、その際に感染したとのこと。私自身は覚えていませんが、体の発疹よりも口内炎が痛くて食べ物や飲み物をあまり欲しがらなかったそうです。それにしても、すれ違っただけで感染するとは・・・感染力の強さに驚きました。